筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

全国体力テストの結果から見える事

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文科省から出ました全国体力テストの結果。

 

握力とボール投げが8年前から連続して下落

これでまたこぞって

学校で対応していかないと

とか

何習わせればいいのかしら

とか

頭の悪いこと言い出す大人が増えるんでしょうねえ。

 

バカなんじゃないですか。

子どもは、いや大人もですけど

毎日何してるんですか?

生活ですよ、生活。

 

子どもの能力が落ちたのは

日々の生活の中で

体を頭を動かす機会が圧倒的に減ったから。

トイレに行けば蓋が空いて立てば水が流れるでしょう。

あの落ちそうになりながら必死で握った金隠しとか

もう経験してないでしょう?

経験ってそういうことなんです。

その小さなことの積み重ねが

なんでもないことが出来てる事になってるの。

 

だから大人は大変です。

昔の大人が気がつかなかったことまで

フォローして経験として扱わないと

子どもたちが前にドラえもんにあった

頭でっかちで手足の退化した未来人になるのも

そう遠くは無くなってしまうんですから。

それでいて自分たちと同じように

育ってきていない子どもたちに

ヤレヤレヤレと発破をかける。

言われる方はいい迷惑です。

なんたって知らないのに

知ってるはずだと求められてしまうのですから。

しかも誰かにやってもらうことを前提に。

 

だからね

毎日の生活をやっていくのは

一番身近な大人です。

なんちゃら教室とかありますけど

一つの方法を提案してるだけ。

受け取った側はそれを広げて

自分の子にはどうしていったらいいかを考えればいいんです。

小さな事の積み重ねが今を作り未来に繋がるんです。

それを助けていくのが大人だと思うわけです。