筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

3.11を経験して思う 今子どもに身につけさせたいチカラ

まだあの日の記憶が

体感としてあるうちに

子どもたちには

 

困った時に

どうにかする気持ちになること

 

を叩き込まないと。

私たちは非日常の生活にいつなるかなんて

わからないんだという事を知ったはず。

だからこそ

未来を歩く子どもたちが

自分の力で自分で立ち上がっていけるように

大人はそのために何ができるかを

考えるべきなのだ。

 

英語とか水泳とか数多くの習い事は

非常事態ではあまり足しにはならない。

生活をどうやってしていくのか

どうやって毎日を暮らしていくのか。

生きるために必要な事

その力をつけるためにできる事

 

日常生活のどんな些細なことでもいい

ハンカチがない

歯ブラシがない

洋服がない

どうってことない事でも

子どもにとっては

いちいち危機的状況になっている。

その時どうするか。

聞く、頼む、自分でやる

色んな選択肢があるはず。

それを考えて決められる時間を持つ。

大人からしたら

ちょっとやってしまえる事でも

あえてやらない。

それがひいては子ども自身の力になるから。

面倒だし時間もかかる

でも思い出さなくてはならない。

大きな災害は近い将来必ず起きるって事を。

 

今小さい子を育てているお母さん

緊急時に自分が近くにいるとは限らない

すぐに戻れるかもわからない。

そうなった時に

子どもが自分でなんとかできるように、

困った時に

「困ってます」と言えるように

普段からの生活を考えてみたほうがいい。

大事なのはすべてのことをやれるかどうかじゃなく

なんとかしようとする気持ちを持つこと。

そして動くこと。

言葉でも行動でも。

 

それがあの日から始まった生活を

次に生かす事になる。

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