筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

できて悪いか

できることをあげてみる

 

これ実はものすごい勇気が要りました。

今を遡ること30年ほど前に

当時からかまってちゃん臭の強かった私は

できることを示さなければ

自分のいる価値がない

ぐらいのことを思ってました。

無意識下で。

 

この無意識下ってところがくせもんなんです。

知らず知らず

私はこれができる

これを知っている

やったことがあるといい連ねる。

鬱陶しい奴です。

中学生にとってはめんどくさいこの上ない。

 

私としたら

小学生時代にクラス全員に口を聞いてもらえなかったあの不安を払拭するための方法の一つでしたけど

逆効果100倍

「自己慢(自慢してる)だよね」と

表立っても

風の噂でも届くわけ。

ここまでなったらどうしていいかわかりませんよ。

ひたすら

目立たないように

役職は引き受けないように

出っ張らないように

する人生のスタートです。

 

まあそんなことしてても

なんだかんだと目立っていたと聞いたのは数十年後

引っ込むつもりでダダ漏れさせていた

ことに嫌悪感すら感じていたのです。

これがほんの一年前くらいまで。

 

でもここへきて

もういいじゃん

私は私でいいんだよって言っちゃっても

誰も何も言わないよ!

という風に押され

そうだよ

見て欲しいって思うのは悪いことじゃない

ってようやくこの数ヶ月で思うようになったわけ。

長い、長すぎる。

46年何やってたんだって。

 

 

それでもまだ

不安は消せないわけで

勇気を振り絞って

「こんなことできますよー」とやってみた。

もうね、目が離せない。

FBの知らせがつくたびに

確認して

何か書かれてないかどきどきして。

でもね、数時間経って気がついた。

 

なーんだ

誰も何にも思ってないや

 

ってね。

前の私だったら

「なんでも出来るねー」

は何も成し遂げてないのと同じで

中途半端に威張ってるって思われてる!

って思ってた。

 

でもこれって本当に失礼な話。

純粋に言ってくれてる人の気持ちを

踏みつけにしてる。

そんな反応されてたら

めんどくさってなるよな。

 

今回のこんなことできますを公表したのは

自分への大きな挑戦だった。

出しちゃった後、心臓17センチくらい出たけど

思った以上に

みなさまからの声をありがたく受け取ることができた。そして怖さをひとつ乗り越えた。

 

自分は自分のままでいい

 

これが今、私が伝えたいこと。

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