筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

子どもの気持ちをほぐす方法

f:id:hudemojist:20170108081823j:image

 

混んではいない電車の中

そこまで子どもをずっと抱っこしてたお母さんが座った。一才いくかいかないかぐらいかな。

でも不機嫌

身体をよじらせウニャウニャ言ってる。

お母さんは立ったり座ったり

耳元で言い聞かせたりしてる。

いたたまれないだろうなあ

でも周りの人は

眠いのかなあ

がんばれー

って目で気持ちで見てる。

 

隣に座ってたムスメが

私のスマホをいじりだした。

なんかみせたらって耳打ちしたら

ちょっと考えて

その子が持ってたブラウンを出してきてみせた。

ふっと笑顔になる子ども

ほっとするママ。

ブラウンのお人形持ってたから好きなのかなあって思って。アンパンマンじゃないよね、好きなもの。

と言って微笑む小6ムスメ

 

スマホで子守

テレビに子守

ゲームで子守

世の中すぐにいいか悪いかで言いたがる。

けどね、道具なんだなって事。

道具を使いこなすのは人の叡智。

電子機器に概ね懐疑的な私ではあるけれど

時と場合によっては有効。

道具、ツールなんだから

渡しておくだけじゃなくて

その機能を生かして人の意図があってほしい。

そこに発揮されるのが知恵だったり

子どもを思う気持ちなんじゃないだろか。

 

子どもが見えてるもの

感じてるものに

ちょっと想いを寄せてみて

子どもに投げかけたら

子どもは何より嬉しいはず。

名前のついた遊びだけがあそびなんじゃない。

子どもとのやりとりを

面白がってみたら

子どもも大人もきっと楽しい。