筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

正解を求めた時に落ちる沼

世の中に燦然と輝く
「正解」
この沼にはまってしまったら
そうそうなかなか出られるもんじゃないって知っていた方がいい。

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この沼にはまってるのは
大人に限らず
いや子どもの方が
もっと足を手を取られて
身動き取れなくなっている

周りを見渡して見たら
きっといるはず

想定外のことがおきたら
どうしていいかわからずに
固まる子ども
正しいという評価が見えるまで
動き出さない子ども
アクシデントがおきたら黙る子ども

この子たちのことを
情けなく思ったり
怒ったりしても
なんの足しにもならない。
だってそうなるように
してきちゃったんだもの、
大人が、親が、社会が。

じゃあそんな大人がどうして生まれたかって
そりゃあ正解の沼に引きずりこむ社会があったから。
言ってみれば
大人も子どもも
自分の身を守るために取った行動。

こんな沼に
久しぶりに足取られたんです、私も。
それで動きが止まった。

全ての人に
どこからもクレームが来ないように
かかった経費の最低限は確保できるように
アドバイスしてくれた人の期待に応えるように。

こうした正解を出さなきゃいけない沼にはまり
そこにカッコつけたい無駄な自意識過剰がトッピングされたら
もう何も動けなくなる。
そこに動かない理由を
トッピングすれば
やるやる詐欺の文句怪獣
一丁あがりってわけ。

だからとにかく動け
考える前に動くのもあり
そして何より大事なのは
あなたがあなたでいることが
何より素晴らしい
という確信を持つこと。

そうしたら次の扉はすぐそこにある。