筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

14の春

14才

中学3年が見えてくると

先生からも

仲間からも

「受験生だしなー」

というプレッシャーを受けるようで

ついひと月前には

「一年もかけて勉強しなきゃいけないの?」

とぼやいていた長男

 

先日友達が行ってるからという理由で

あるテストイベントを受けにいきました。

 

帰ってきた時の様子といったら

この世の終わり

茫然自失

いってみたら綱渡りのロープから落ちてネットの上で揺られてる

そんな様子。

とりあえず風呂に行ったのですが

様子を見にいったら

こんな有様

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彼が自分から話してきたところによると

「壊滅的な状態」

「このままひどい人生になるに違いない」

と思うほどだったようです。

何しろ学年が下の子よりも悪かったのもショックに輪をかけていて。

本人は終わった後

「こんな壊滅的な状態でなんとかなるのか」

と聞こうと思ったけど聞けなかったそうです。

 

でもね、私としたら

この【聞こうとした】意欲が残っていたのが

一筋の光。

「なんとかしようとする」意欲が衰えていない。

これほど心強い事はない。

そして彼はこのままじゃダメだと思ったのか

体験に行ってみるとお願いしてきました。

 

ついつい

親は

子どもがショックを受けないように

子どもがショックを受けないような

準備を無意識にしがちですが

ここまでの衝撃でなければ

本人に届かなかったという事実。

 

まだこの先どうなるかはわからないけれど

自分で感じて

自分で考えることができていたら

それだけで前を向く力になる

それを信じるのは

大人の方がしんどいのは事実。

でもかけらでもそこが見えたら

腹に力入れてみててやろうと思うのです。