筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

お箸は6歳まで使わなくていいです

6歳まで箸を使わないだなんて!

衝撃でしょ?

 

早いうちに覚えたほうがいいんじゃないの?

 

私もそう思ってました。

うちの子達も3歳ぐらいを境に

興味を持ち始めた時期に

持ち方を刷り込みました。

うちの場合はうまくいったほう。

 

でもね

去年から3歳児と付き合い始めるようになって

???

になったわけです。

 

お箸の持ち方に必要な力って

なんだと思いますか?

 

指先の分化

それに伴う筋力

 

なんです。

えーーーー

そんなこと思わなくたって

できるんじゃないの?

って思ってたけど

違った。

 

飛んだり跳ねたりやる子でも

手指が動かない。

あれ?あれれ?

 

これね

子どもの能力差じゃないです。

経験値の差なだけ。

しかも生活レベルの経験の圧倒的不足。

 

今、大人が考える快適な生活のために

色んなことが省力化してる。

ユニバーサルデザインで誰もが使えるために

というのもわかるけど

子どもの成長発達段階においては

必要な負荷って必要なんです。

 

ねじったり、左右違う動きをしたりが

非常に不器用

回数が少ないだけなんだけどね。

指先もそう。

そんな力って

小さい頃からのあそびで知らず知らず身につけられるもの

積み木をそーっと置いたりするのって

あらゆる筋肉のコントロールが必要でしょう?

十分な量がなければ楽しみ半減な積み木は

家庭では邪魔者なのかな。

ブロックをつけたり外したり、つまんだり。

それだって十分な経験につながる。

そういうところをすっ飛ばして

字書いたり数覚えたり。

そんなの後からいくらでも覚えられる。

でも箸の持ち方をこじらすと

鉛筆の持ち方にも直結する。

 

なんのために何が必要なのか

大人が考えないといけないところは

こういうところ。

だからってピアノ習わせればいいの?

ってことじゃない。

生活の中でできることを

ひとつひとつ意識するだけ。

それだけでいい。

子どもたちは驚くほどのスピードで

力をつけていくから。

6歳まで箸を使わないっていうのは

必要な力がつく前に無理に使ってる場合。

その子その子の経験によって

度合いが違うんだって事。

優劣でもなんでもないんだよ。

目の前の子どもを見て

うまくいかない原因を探ってみて。

どうもよくわからーんってなったら

 

小林佳織をご用命下さい。

お力になります。

 

f:id:hudemojist:20170415111058j:image