筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

小さい子には優しくしなさい、は大人の願いである

 

子どもに教えなきゃいけないことの

トップ3に入るんじゃないかと思う

「優しくね」

 

これね

すごーく抽象的な言葉です。

何をもって優しいというのか

どの状況での振る舞いが優しさなのか

全てのケースによって判断が分かれる

そんな事柄を

たったひとことで終わらせてませんか?

 

あなたの言う

「優しさ」がどういった状況を指しているのか

自分で認識してから

子どもにも伝えてください。

 

例えば1歳半の妹がいる4歳児

ママはいつもいつも優しくしてねといっていたそうです。

でも彼女にとって

妹は後から出てきて

なんだか気に入らない物体

としか思えない。

今までママは私のことを考えてくれたのにー!

って、これはもっともな気持ち。

「邪魔ばっかりして、いなくなればいい」

なんてことも言うそうです。

まあ、正直な気持ちを言える母子関係は素敵なんです。

ここでママは悲しい。

なんで優しくできないのー?

優しい子に育っていないのは私のせい?

 

ちょっと待ってね

「優しい子」になって欲しいのは誰の気持ち?

ママです。

その子じゃない。

その子が優しくないといってるんじゃありません。

その子にとっての

「優しさ」の定義がまだ未完成

ただそれだけ。

それよりも何よりも

今、私の気持ちを聞いてよー!

が大事。

聞いてもらえたら

「これでいいんだ」という自信につながります。

そうやって聞いて、一緒にそうだよねーって

感じてあげる。

解決したくなるのは後ろにおいて

(ジャッジとも言いますね)

ただただ、そうだねって。

それからママの気持ちも伝えればいい。

ママはこう思ってて

こういう風になるとこんな気持ちになるんだってね。

子どもは基本的に

お母さんが気持ちよくいて欲しいんです。

それは大人が思う

気持ちいい表現に限らないところが要注意。

表情や目線で勝手に感じ取って

勝手にカテゴライズしていきます。

だからお母さんからも

具体的に伝えていかないと

わからないまますれ違いが起きるんです。

 

難しくないよ。

あなたはこう思ったんだね

って一緒に思って

お母さんはこう思ってるよ

って伝えればいい。

試しにやってみて。

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筆もじストだけど子どものことも

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