筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

未来を語ってみたら今までの好きが吹っ飛んだ話

視香師の川崎かおりさんによる

あなたが望む未来の香りモニター

が目に入った時

なぜだかふと申し込んでたんです。

 

いざヒアリングとなった際

気づいたんですよ

 

未来を思い描いたことないな

 

って。

びっくりでしょ。

 

確かに浪人時代

華やかなバブルに湧く大学生を見て

あの立場さえ手に入れれば

人生メリーゴーランド!

って思って入学したら

4年間の間に

アルバイト情報誌は

8分の1の厚さになり

就職氷河期第一波をまともにくらい

人生巨大迷路

の中を歩いてきたからなのか

「未来を思い描いても

そうそううまくいかないもんだの」

という思いが強いのかもしれません。

 

そんな目的意識の薄いクライアントにもかかわらず

根気よく丁寧に付き合ってくださいました。

必死こいて未来を絞り出すものの

漠然としたイメージの羅列

相当困らせちゃったんじゃないかな。

 

最初はね

いつもにように

地元で子どもと筆文字とで気ままに過ごしたい

からスタートしたんですよ。

そこから色々聞かれてくうちに

急に

NYでライブパフォーマンスやりたい!

って言ってたの思い出して。

あぁ、あっちこっち行きたいし

何しろワクワクするしで

すかんっと変わったんですよ。

 

そしたらね

あれだけ好きだー好きだー言ってた

子どもとのことは

抜けちゃった。

 

不思議

 

やれること

やりたいこと

この2つは

おなじようで全く違う。

特に

失敗が怖い優等生タイプだったら

やりたい  より

優先されるのは

やれること

になる。

だって自分のやってる姿が

想像できるんだもん。

むざむざ不安なことしない。

でも突然気がつく。

 

自分が好きなことって?

 

って事に。

現に私は一年前、

自分が好きだと思ってた事は

それをすれば我が子が喜ぶから

って事に気付いた時は

歯が抜けるほどの衝撃でしたよ。

そこから少しずつ

自分の好き

を感じるセンサーを

呼び起こしてきたんです。

 

そしたらね

突然

先の見えない未来を

楽しめる瞬間が訪れた。

なんだかそれが

嬉しくて

驚いて

楽しくて。

 

あぁ、こんなに夢見て

わくわくしていいんだ

そんなことを思えた夜

どんな香りが届くのか

楽しみです。

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#kozo撮影