筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

追悼 ディック ブルーナさん

世界中で愛された

ミッフィーちゃんを生み出した

ディックブルーナさんが

身罷られました。

89歳 老衰ということです。

 

また一つの時代が終わりました。

 

私ぐらいの年代では

うさこちゃん」と親しまれています。

私が絵本としての作品を手にしたのは

クリスマスってなあに

 

高校の吹奏楽部の先輩から

クリスマス会のプレゼント交換でやってきました。

 

その時は

頂き物だし

可愛いし

でも愛してやまない本ではなく

いつもそこにいる

そんな本でした。

今思えば絵本コレクションのスタートだったかもしれません。

 

子どもが生まれた時には

セロ歳からの蛇腹の絵本を手に入れ

うさこちゃんシリーズは同僚にお祝いで揃えてもらいました。

その中の「うさこちゃんのにゅういん」は

長女が2歳の頃

風邪と思ってかかった夜間救急から

喘息発作で救急搬送になった時

彼女の手に握られていた本。

入院中何度も読んで

「おっきくなったらかんごくさんになる」

って言ってたな。

 

子どもが大きくなると

自分で音読を選ぶ時に持ってきました。

いしいももこさんの訳は

日本語の美しさを再認識させてくれるもので

シンプルで

わかりやすい五・七・五の言葉が

どれだけ子どもたちの中に入っていったことか。

 

そんな話は終わりがないくらいだけど

うさこちゃん

子どもたちと大人の中にもう住んでいる。

どんな子も

みんな同じ

そんなメッセージを

出し続けていたブルーナさん。

その種は必ず次の世代へと続いて行く。

 

あまり絵本ネタは出していなかったけど

こんなネタもあるんです。