筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

子どもの育ちに必要なもの

子どもの変化に気づくセンサー

 

変化といったって

大きな変化じゃないです。

例えば

1歳ちょっとの子

お母さんのことがわかるからこそ

起きるこんなこと

 

お母さんがちょっと離れるだけで泣く

→お母さんが抱き上げる

→お母さんの手が止まる→不満が高まる

 

というループ

この間

ちょうどそんな場面で

泣いていながらも

「待っててね、横にいるからね」

と伝え、手を添えて

声をかけてたんです。

最初は体を仰け反らせ

飛び出さんばかりでしたが

次第に落ち着いてきて

最後には泣いてはいるものの

座ったままで

じっとお母さんの方をみてました。

 

はい、ココです。

身体を「仰け反らす」

ところから

「座ったまま」

に変化してます。

この時点でこの子の中で

大きな葛藤を乗り越え

「待てばいい」

という一つの経験を積んだことになったわけです。

 

大人から見たら

とってもとっても小さいことだけど

彼らは全人生かけて

必死に考え、選択している。

このことを大人がピックアップして

言葉にして伝えて行くことが

子どもにとっては経験値アップに繋がる。

無意識にやってることも多いけれど

当たり前すぎて

気づかずにいることも多い。

だから大人が精度を上げることも必要です。

f:id:hudemojist:20180315233557j:image

#かさこ撮影