筆もじスト 小林佳織 かおりんのブログ

あなたや写真から感じた事が私の手を躍らせます。ことばを書くのも子どもたちとあそぶのも私にとって大事なこと。筆を通して表れることばはただ一つのもの。

人生最期に好きと言えるものがある幸せ

我が家は三世代家族です。

結婚当初から同居でしたので

4人編成からスタートしています。

で、今義父が入院中です。

85歳という年齢と長く付き合ってきた

パーキンソン病等々の持病に加え

大腿骨骨折を経て気がついたら要介護5になってました。

そのおじいさん、大の甘党でして

子どもの頃一升瓶に入った蜂蜜を舐めて気を失った

なんて逸話を持つくらい。

嚥下が難しくなってからもあんこだけはぺろりと

食べてました。

 

だいぶ酸素飽和度が低いということで

面会に行きました。

感染症対策の面会制限有りのところ解除されました)

確かに寝てるのか?起きてるのか?

返事はできるのか?といった状況の中

息子である旦那が

「おはぎ食べらんなかったね」

と声をかけると

「うん」

と声を出して目を開けたのです。

その後も

他の話では反応しないのに

「あんこ」「お団子」には好反応

本人が辛いと気の毒だなあと思ってたのですが

ここまで好きなものに反応できる

「好き」への計り知れないパワーを思い知ったわけです。

 

私もいつか行く道

好きといえる幸せを感じていきたい


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