「思ってくれるっていうのがありがたいのよ〜」
初めてこの言葉を意識したのは
小学5年生だったかの
八ヶ岳林間学校帰り。
お小遣いを持つような行事ではなかったのもあり
私はビニール袋に
八ヶ岳の空気を入れてもって帰った。
当然家についた頃には
袋はぺしゃんこになっていて
あんなに美味しい空気を
吸わせてあげられずに
残念な顔をしていたのであろう。
その時に今は亡き母が
「誰かの事を思い浮かべることが一番のおみやげ」
と言い
「思ってくれることがありがたいのよ」
と言ってくれたのだ。
その頃はありがたいなんてねえと
思ってたりもしたのだけど
先日
ムスメが
「お母ちゃん好きでしょ」
と、お高そうなほうじ茶プリンを
買ってきてくれたのです。
いやあ、じわっとくる嬉しさ。
あの時、きっと母も同じように感じたのかな。
自分の事を思ってもらえてるってことは
やっぱり嬉しいものなんだな。
優しさはまわっていく。